うたわれるもの、クリアいたしました。
シナリオの菅宗光さん、実は「ビ・ヨンド」のシナリオの方だったんですね……。買った後で知ったんですが、それを知っていれば発売日と同時に買っていたことでしょう(笑)。なにせ、僕はPC-98版で完全クリアしているにもかかわらず「ビ・ヨンド」のWindows版を買った人間ですから(^^;
さて、感想です。どうしても「ビ・ヨンド」と比べてしまうのはしょうがないんですが、物語の舞台が前作が宇宙、こちらは古代社会、とまるで異なるものの、台詞の端々のノリや何より主人公に非常に似通った印象を受けます。ただ、ビ・ヨンドのちょっと行き過ぎなまでのナンセンスギャグはさすがに今回は控えめで、初めのほうでヌワンギがちょっかいを出しに来たときの腕骨折ネタくらいなものでしたね。前作の惑星ひとつを平気で壊滅さてしまうネタとかにはちょっと引いてしまうところもあったので、その分安心してプレイできました。……ちょっとさびしかったですけど(笑)。
極端なギャグは控えめでしたが、登場人物たちの掛け合いの中には菅さんらしいノリのよさが見られてとても楽しくプレイできました。もちろん、中盤からラストにかけての、自分が持っていた作品世界観がどんどん書き換えられていく感覚も菅さんの持ち味ですが、そのシリアスなストーリーの合間にある登場人物たちの暖かいやりとりがいいんですよね。
特にトウカの言動がとてもかわいくていいですよね〜(^^)制作サイドにもきっと愛されているのでしょう。あそこまで崩れた顔の立ち絵が用意されているのはトウカだけだと思いますし(笑)。エルルゥの人気が高いそうですが、人気投票があったら僕はトウカに投票します〜。