亡くなられた7名の宇宙飛行士のご冥福をお祈りいたします……。
チャレンジャーのような事故はもう起こらない、と信じていました。100回以上往復しているスペースシャトルはもう「枯れた」輸送手段である、と信じていました。しかし、まだまだ宇宙開発の技術は黎明期なのだと思い知らされました。
船舶・鉄道・飛行機、いずれも黎明期には多大な犠牲をだしながら、ここまで発展してきました。大気の衣の外側まで我々を連れて行ってくれる宇宙往還機。その技術が完成するまでにはまだまだ時間がかかるのでしょう。しかし、その途上でこれ以上の犠牲が出ないことを願ってやみません。
たまたま生活サイクルが昼夜逆転しているタイミングに当たっていたこともあり、1日午後11時47分くらいの速報テロップから、一晩中NHKは点けっぱなしになっていました。最初の一報は通信途絶ということでしたので、何かトラブルかな、くらいの気持ちだったのですが、しばらくして届いた映像では明らかに機体が四散しながら墜ちていっており、大変衝撃を受けました。
チャレンジャー爆発は僕にとっては宇宙開発初期の不幸な事故という位置づけでした。あれから17年。十分に安全対策も進み、もうそんな事故は起こらないだろうと当たり前のように考えていました。
この事故で失われた人命を悼むと同時に、この事故により宇宙産業へどのくらいの打撃が与えられるかということを考えたときにも大変痛ましい思いがします。チャレンジャーの時は打ち上げ再開まで2年8ヶ月でした。今度はいったいどのくらいの時間が失われることになるのでしょうか。
SFの世界で語られる宇宙大航海時代の訪れはまだまだ遠そうです……。
Massらしい反応だなぁ。おれはこの事件で9.11ほどの衝撃は受けなかった。むしろチャレンジャーがあったから、またか、としか思えなくて。無論人が亡くなったのは残念だけど・・・。この違いはなんだろうね。
う〜ん、やはり宇宙に対する親近感の違い、なのでしょうか。さんざんニュースで言われているように、現在の宇宙開発はスペースシャトルにかなり依存しています。言ってみれば、スペースシャトルを使った機材・人材の軌道上への投入ができることは全ての計画の前提なわけです。そして、チャレンジャー以後、それを前提にできるだけの実績を上げてきました。そんな中での事故だったゆえに、シャトルでの輸送は当たり前と思い、その先の軌道上での計画に関心を寄せていた自分にとってはとてもショックだったのです。